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FTTH加入者数では日本が世界一〜2009年世界FTTH加入者数国別調査


 仏調査コンサルティング会社IDATEは9日、2009年末時点での世界のFTTH加入者数をまとめ、公開した。

 調査結果によると、家屋やビルまで光ファイバーを敷設するFTTH/B加入者数は、2009年に世界で4100万世帯に達したことを明らかにした。この加入者数は年々安定的に増加傾向にあり、2009年後半期の増加率は16%だったとしている。

 日本のFTTH/B加入者数は1714万のため、FTTH/Bに限れば、全世界の加入者数の41.8%と、およそ4割強を日本が占めていることになる。

 またFTTH関連技術まで加えると、この数字はさらに増加する。同社では、上記のFTTH/BにVDSL、ケーブルテレビ事業者関連技術のFTTLA、またFTTx+LANを追加すると、加入者数合計は6300万にまで増加するとしている。

 IDATEでは、2010年のFTTH/B加入者数は5200万になると予測する。そして、2014年終わりまでには、全世界で3億600万世帯がFTTH/Bに加入すると予測。その内訳は半数以上がアジア地域で、18%が西欧だとしている。この時点では18か国が50%以上の世帯に光ファイバーネットワークの敷設を完了していると予測される。これは2009年末時点より10か国増える計算だ。

 加入者数の地域を見ると、東欧地域は西欧地域を大きく引き離して普及している。東欧の加入者数は350万で、西欧は200万だ。2012年には、東欧の加入者数は北米を追い越すと予測されている。
 また、アジア地域では加入者数が飽和状態に達しているため、事業者はマーケティングに力を入れている。例えば、香港の事業者HKBN社は、世界最安値である1Gbps月額26米ドルのサービスを提供している。

 2009年末時点のFTTH加入者数ランキングをみると、1位は日本で1714万で、2位韓国の922万8300を2倍近く引き離している。3位は米国で570万だった。10位までのランキングとFTTH加入者数は以下の通り。中国に関しては、FTTx+LANの加入者は含んでいない。

1位 日本 1714万
2位 韓国 923万
3位 米国 570万
4位 ロシア 304万
5位 台湾 168万
6位 香港 77万
7位 中国 71万(ただしFTTx+LANの加入者1700万を含まず)
8位 スウェーデン 53万7100
9位 イタリア 32万5000
10位 フランス 30万8200

 また、世界のFTTxを提供する通信事業者のランキングでは、やはり2009年末時点の数字で、日本のNTTが1277万9000加入でトップ。2位は中国China Telecomで1116万、3位は中国China Netcomで559万、4位は韓国KTで463万と続く。

 1位から10位までを国別で見ると、日本が1社、中国が2社、韓国が3社、台湾が1社、米国が2社、ロシアが1社となっており、アジア企業の優位が目立つ結果となっている。

1位 日本 NTT(FTTH/B GEPON)1277万9000
2位 中国 China Telecom(FTTH - FTTx+LAN EPON LAN/DSL)1116万
3位 中国 China Netcom(FTTH - FTTx+LAN EPON LAN/DSL)559万
4位 韓国 KT(FTTB EPON/GEPON)463万
5位 米国 Verizon(FTTH BPON/GPON)343万
6位 韓国 SK Broadband (FTTB/LAN GEPON)303万2099
7位 ロシア ER Telecom(FTTB)214万
8位 米国 AT&T(FTTN VDSL2)210万
9位 台湾 Chunghwa Telecom(FTTB GEPON)163万9824
10位 韓国 LG Powercom(FTTH/B EPON/GEPON)156万6206


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2010/6/10 11:18