中古PCにウイルス感染の可能性、ヤマダ電機グループのインバースネット


 ヤマダ電機グループでPCの買い取りや中古PCの販売を手がけるインバースネット株式会社は25日、同社の栃木リペアセンターでウイルス感染事故が発生したと発表した。製品の一部がヤマダ電機の中古PCコーナーで販売されていたとし、感染の可能性のあるPCのリストを公開して購入者に確認を呼び掛けている。

 栃木リペアセンターの中古PC生産ラインで使用している検査用メモリースティックの1つから、ウイルス「WORM.DOWN.AD」が検出されたという。

 感染の可能性があるのは、2月12日から6月23日までにヤマダ電機各店で購入された中古PCで、3524台該当する。リストにはメーカーや型番、製造番号が記載されており、心当たりのある場合は、インバースネットのサポートセンターやヤマダ電機各店の中古PCコーナーなどに問い合わせてほしいとしている。

 インバースネットでは、ウイルス感染について謝罪するとともに、リムーバブルメディアの管理体制や検査手順を強化するなどの再発防止策も発表した。


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(永沢 茂)

2010/6/29 12:50