「Opera 10.61」リリース、脆弱性3件の修正、安定性の改善など


 Opera Softwareは12日、ウェブブラウザーの最新バージョン「Opera 10.61」をリリースした。Windows版、Mac OS X版、UNIX版があり、同社サイトよりダウンロードできる。今回のバージョンではセキュリティの修正と安定性の改善などが行われており、Opera Softwareではユーザーに対してアップデートを強く推奨している。

 セキュリティ面では、HTML5 Canvasにおけるヒープバッファオーバーフローにより任意のコードを実行される恐れがある問題など、3件の脆弱性が修正されている。デンマークのSecuniaのレーティングでは、10.61で修正された脆弱性の危険度は、5段階中で上から2番目の“Highly critical”となっている。

 10.61ではこのほか、安定性などに関する多数の修正のほか、「Fraud Protection」機能について「Fraud and Malware Protection」への名称変更も行われた。


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(永沢 茂)

2010/8/16 17:10