PS3の“脱獄ツール”と称するマルウェアが登場、F-Secureが警告


 フィンランドのセキュリティ企業F-Secureは20日、PlayStation 3(PS3)の制限を解除する“脱獄”(Jailbreak)ツールと称するマルウェアが発見されたとして、注意を呼びかけた。

 F-Secureでは、PS3にUSBドングルを挿すことで、制限を解除して任意のソフトや海賊版ゲームなどを動作させられる“脱獄”装置が登場したというニュースが報じられたが、これに便乗する形でマルウェアも登場した。

 報じられている“脱獄”装置はUSBドライブではないが、マルウェアはWindows用プログラムによりUSBドライブで脱獄ツールが作成できると称している。しかし、実際にこのプログラムを動作させると、バックドアプログラム「Trojan:W32/Agent.DLEN」がユーザーのPCにインストールされてしまうという。


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(三柳 英樹)

2010/8/23 14:25