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日本人はネットに「漠然とした不安」を感じる傾向、NTTなどが国際比較調査


 東京大学、東洋大学、NTTは2日、インターネット利用時の「不安」に関する国際比較調査の結果を公表した。日本人は諸外国に比べ、漠然とした不安を感じやすい傾向があることがわかったという。

 調査対象は日本のほか、米国、中国、英国、韓国、ドイツ、フランス、フィンランド、シンガポール、チリの10カ国。1月23日から2月3日にかけて、各国で15歳から69歳の男女330人(計3300人)を対象に電話調査を実施した。

 ネット上のトラブルのうち、個人情報や個人に対する中傷に関する項目について調査したところ、日本人は被害経験がないにもかかわらず、不安を感じる割合が非常に高いことがわかった。

 例えば「他人によって、インターネット上に自宅住所や電話番号を勝手に載せられる」という経験は1.2%と、10カ国中で2番目に少なかったが、このことを不安に思う割合は82.7%と、10カ国中で2番目に多かった。

 特に女性に限定した場合、自宅住所や電話番号をネットに掲載されたことがないにもかかわらず不安に思う割合が88.5%で最多。悪口・暴言・挑発的な言葉を書かれたことがないにもかかわらず不安に思う割合も75.2%と最も多かった。

 この原因としては、日本では個人情報保護に対する意識が高いことが考えられると指摘。個人情報漏えいやネット上での中傷などをネットなどで見聞きする頻度も多く、それによって不安を抱く頻度も相対的に高いと見ている。


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(増田 覚)

2010/9/2 18:59