上場企業のコーポレートサイトトップページにおけるFlash使用率は4割弱


 株式会社ゴーガは18日、9月における上場企業サイトのFlash利用状況レポートを公表した。

 国内の上場企業のコーポレートサイトトップページを対象に調査した結果、3677社のうち、「Flash使用、代替画像なし」が22.2%、「Flash使用、代替画像あり」が14.7%、「Flash、JavaScript併用」が0.46%、「Flash不使用」が62.6%だった。

 従業員数や売上高、資本金、利益など、全体的に規模が大きい企業でFlashの使用率が高い結果が出たという。

 また、東京都に本社を置く企業(1817社)では、Flashの使用率が58%と半数を超えたが、そのうち7割以上の企業が代替画像を設置していなかった。「もともと代替画像を設置していない企業と、以前は代替画像を必須としていたが、PC環境へのFlashプラグインの普及により、 もはや不要と考えるようになった企業が含まれている」とゴーガでは見ている。

本社所在地別のFlash使用状況

 PCサイトでは利用が一般的となっているFlashだが、一方で、Flashの表示に対応していないiPhoneなどのスマートフォンが人気となっている。ゴーガでは、「今後ホームページ運営を検討する際には、代替画像をしっかり設置すること、必要に応じてJavaScriptなどの汎用性が高い実装に置き換えていくことなどを、さらに検討することが求められていく」と指摘している。


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(永沢 茂)

2010/10/19 06:00