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「ニコニコ本社」が原宿にオープン、スタジオやショップなどニコ動の拠点に


東京・原宿にオープンした「ニコニコ本社」

 株式会社ドワンゴと株式会社ニワンゴは27日、「ニコニコ動画」の生放送スタジオやグッズ販売などを行う新たな拠点「ニコニコ本社」を東京・原宿に開設し、プレオープンイベントを開催した。

 「ニコニコ本社」は、原宿の竹下通りからほど近い場所にある3階建てのビルで、全フロアがニコニコ動画関連の施設となる。

 プレオープンイベントでは、ニワンゴ代表取締役の杉本誠司氏が「ニコニコ本社は、ニコ動で人気の才能、コンテンツとのリアルな接点の場として開設した」と設立の目的を説明。10月に開催したイベント「ニコニコ大会議(秋)」では、会場に1450人、有料ネット生中継に約1万人の来場者を集めるなど、ニコニコ動画発のアーティストの人気が大きく盛り上がっており、ニコニコ本社はこうしたアーティストを支援する場として、「ニコニコ文化」の発信地にしていきたいと語った。

 また、「ニコニコ本社」というネーミングからは、「ニワンゴやドワンゴの本社機能を移転するのか」という質問も多く受けたとして、「あくまで『ニコニコ本社』という名前のビルだとご理解いだたきたい」と説明した。

 ニコニコ本社は、1階がスタジオ、2階がカフェ、3階がショップという構成。1階のスタジオは、生放送番組の収録などが可能なフロアで、観客を入れた公開収録も行える。現在もまだ一部工事中で、完成後にはスタジオ側面がガラス張りとなり、外の通りからも収録の模様が眺められるサテライトスタジオのようになる予定だという。

ニワンゴ代表取締役の杉本誠司氏 1階は公開収録などが可能なスタジオ

 2階はカフェになる予定だが、現時点ではコンクリートが打ちっぱなしの状態でまったく何もない状態となっている。現場のスタッフによれば、「英国風喫茶にしよう」などのアイデアも出てはいるものの、まだどうなるかは未定とのことで、1月中旬以降のオープンに向けて準備を進めている段階だ。カフェでは生放送が視聴できるほか、プレミアム会員限定のサービスなども検討しているという。

 3階のショップは27日からの開店で、ニコニコ動画の関連グッズや人気アーティストのCDなどを販売する。観光地・原宿にふさわしく「ニコニコ本社に行ってみたクッキー」といったおみやげ物も並んでいる。ショップの店員は、ニコニコ動画のユーザー生放送などで活動しているユーザーが務める。店内には「ニコニコ技術部」などユーザーによる制作物も展示していく予定で、現在はゲーム「モンスターハンター」シリーズに登場する武器「ガンランス」のユーザー制作物が展示されている。

2階はカフェになる予定だが、まだ工事中 3階のショップでは、関連グッズや人気アーティストのCDなどを販売する
ニコニコ動画の関連グッズ 人気アーティストやボーカロイド楽曲などのCDが並ぶ

 27日午後からは、ニコニコ本社のプレオープンを記念した生放送番組も開始され、テープカットが行われた。テープカットは杉本氏とニワンゴ取締役の西村博之氏が行う予定だったが、西村氏は「予想通り来ていないです」(杉本氏)とのことで、代わりにニコニコ本社プロジェクト責任者で「本社長」の徳永礼氏が参加。オープンを祝った。

 27日と28日には、NHKとのコラボレーションにより紅白歌合戦の応援番組をニコニコ本社のスタジオから配信。また、2011年1月1日〜3日には、工事中のニコニコ本社2階に「ニコニコ神社」を設立し、来場者の模様を生中継する。

ユーザーの制作物なども展示していく テープカットの模様

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(三柳 英樹)

2010/12/27 16:51