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CPRM解除ツールやAntinnyが多数検出、トレンドマイクロ調べ


 トレンドマイクロ株式会社は8日、1月の「インターネット脅威マンスリーレポート」を公表した。今月より、同社のクラウド型セキュリティ基盤「Trend Micro Smart Protection Network」のスマートフィードバック機能が収集した脅威のランキングを発表している。

 それによれば、1位はDVDなどに採用されている著作権保護技術「Content Protection for Recordable Media(CPRM)」の制御を不正に解除するクラッキングツール「CRCK_GETCPRM(ゲットシーピーアールエム)」で、5573台のPCで検出された。

 なお、CRCK_GETCPRMはユーザーが自発的にウェブサイトからダウンロードすることが多い。インストールすることで必ずPCに悪影響を及ぼすことはないが、トレンドマイクロはモラルの観点から「不正プログラム」として検出しているという。

 クラッキングツールとしてはこのほか、有償ソフトウェアのシリアル番号を不正に解読して使用する際に利用される「CRCK_KEYGEN(キーゲン)」が3位で3116台、「HKTL_KEYGEN(キーゲン)」が6位で757台のPCで検出された。

 また、ファイル共有ソフト関連の不正プログラムの検出も目立った。Antinny(アンティニー)の亜種として、4位に「WORM_ANTINNY.AI」(1006台)、5位に「WORM_ANTINNY.F」(767台)、7位に「WORM_ANTINNY.JB」(745台)がランクインした。

 トレンドマイクロは、クラッキングツールやファイル共有ソフトの不正プログラムについて、「ユーザーの心がけ次第で感染機会を低減できる」と説明。さらに、「不正ツールやファイル共有ソフトの使用は、法律やモラルの問題はもちろん、連鎖的な不正プログラムへの感染につながる恐れがある」として注意を促している。

 スマートフィードバック機能は、トレンドマイクロの製品が検出した最新の脅威に関する情報をクラウド上のデータベースで収集する仕組み。この情報を解析することで、ユーザーに対して最新のセキュリティ対策を提供できるという。


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(増田 覚)

2011/2/8 12:48