記事検索

違法ダウンロード経験者率、中高生など若年層で増加〜オリコン調べ


 オリコン・コミュニケーションズ株式会社は17日、違法ダウンロードについてのアンケート調査の結果を発表した。違法ダウンロード経験者の割合は1年前の調査とほぼ同じだったが、中高生など若年層では上昇したことがわかった。

 調査は1月17日から20日まで、同社のアンケートパネルを対象にインターネットで実施。調査対象者は、中・高校生、専門・大学生、20代社会人、30代、40代の男女各100人で、合計1000人。

 改正著作権法が2010年1月1日に施行され、著作権を侵害した配信だと知りながら、権利者に無断で音楽や映像をダウンロードすることは、個人的に楽しむ目的であっても違法(いわゆる“ダウンロード違法化”)となったことを受け、オリコンでは、施行直後の同年1月、その認知状況などを調査していた。今回、施行から1年経過したことを受けて再調査した。

 まず、著作権法が改正されたことを認知していたのは全体の50.5%で、昨年調査の51.6%とほぼ同じだった。昨年1年間の違法ダウンロード経験については、全体の19.2%が経験ありで、こちらも昨年調査の18.7%とほとんど変わらなかった。

 ダウンロード経験者率を世代別に見ると、30代と40代で下がっている一方で、20代社会人、専門・大学生、中・高校生で上昇している。特に中・高校生では、昨年調査の25.5%から34.0%へと8.5ポイント上昇した。

2010年1年間での違法ダウンロード経験(オリコン・コミュニケーションズのプレスリリースより)

 今後の違法ダウンロード意向については、全体の7割近くの68.3%が「ダウンロードしないと思う」と回答。一方で、6.7%が「ダウンロードすると思う」、また「ダウンロードするが、以前よりはダウンロードする回数/作品数は減ると思う」も5.9%おり、合計すると12.6%が今後も違法ダウンロードを行う意向があるという結果になった。

 今後も違法ダウンロードを行う意向を示す層は、各世代とも昨年調査とほぼ変わらない割合を示しているが、中・高校生で21.0%、専門・大学生で19.5%と約2割おり、他の世代の1割以下と比べて多いことがわかる。オリオンでは、改正著作権法施行から1年経過してもまだ高い意向を示す中・高校生など若年層への啓発活動が引き続き今後の課題になるとしている。

 なお、違法ダウンロード経験者に対して、ダウンロード機器をたずねた設問では。パソコンが88.5%で最も多く、携帯電話(スマートフォンを除く)が28.6%、スマートフォンが4.6%だった。


関連情報


(永沢 茂)

2011/2/21 11:00