Skype子会社のQik、iPhone向けビデオチャットメールアプリを公開


 Skypeの子会社で携帯動画ソフトウェア開発企業のQikは23日、iPhoneアプリ「Qikビデオコネクト」と、有料版の「Qikビデオコネクトプラス」(350円)を発表した。いずれもユーザーインターフェイスは英語版となっている。両アプリとも、iPhone、iPod Touch(第4世代)、iPad2のiOS4.1以上に対応する。利用に際しては、携帯電話番号とメールアドレスを登録してサインアップする必要がある。

 無料版の「Qikビデオコネクト」では、ビデオチャット、ビデオメール、Twitter、Facebook、YouTubeでのビデオ共有機能が利用できる。ビデオチャットは3GまたはWiFi回線で利用でき、高品質な通話にはWiFiが推奨される。相手がオンラインでない場合には、ビデオメールをメールかSMSで送信でき、同社では「ビデオメールを搭載した唯一のビデオチャットサービス」と謳っている。iPhoneのアドレス帳の取り込みも可能で、現在ライブビデオチャット可能な友人を簡単に探すことができる。

 撮影したビデオは、Twitter、Facebook、YouTubeで簡単に共有でき、共有されたビデオのフィード閲覧も可能。また、ソーシャルネットワークやブログで、ライブビデオストリーミングを行い、生中継映像を見ながら友人と交流できる。

 こうして録画されたビデオは、自動的にQikの「オンラインビデオギャラリー」にアップロードされ、後に友人と共有したり、バックアップとして利用できる。

 有料版の「Qikビデオコネクトプラス」では、ビデオに「白黒」「セピア」など7種類のリアルタイムエフェクトがかけられ、不必要な場面を切り取ってベストショットのみをまとめるのに便利なビデオ編集機能や、HD画質動画のアップロード共有機能が追加されている。

 Qikは、Skypeが2011年1月に買収で合意し、買収を完了している。

「Qikビデオコネクト」ビデオチャットやビデオメールなどが利用できる有料版ではリアルタイムエフェクトや編集機能などが追加される

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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2011/3/24 11:15