MetaMoJi、iPad向け手書きソフト「7notes」Ver.2.0発売。新機能「後から変換」を搭載


 株式会社MetaMoJiは、iPad 用デジタルノートアプリ「7notes(セブンノーツ)」を2.0にバージョンアップ、4月7日よりApp Storeで販売開始する。バージョンアップにあわせ、1500円から900円に価格を改訂する。

 「7notes」は、MetaMoJiが開発した手書き入力方式「mazec」を搭載したデジタルノート アプリ。手書き認識は、仏VisionObjects社の認識技術を採用した。通常日本語の手書き入力では、四角いマス目に文字を書くことで認識する場合が多いが、マス目をなくし、自由に書いた文字を認識できる。

 かな漢字を交ぜて入力する「交ぜ書き変換」機能や「かな漢字推測変換」機能を搭載することで、「会ぎ」「かいぎ」「かい議」と入力しても「会議」が変換候補の筆頭に出るなど、高い文字認識率と、漢字かな混じりの文でも正しく変換されるかな漢字変換機能を特徴とする。

 今回のバージョンアップでは、いったん手書きのままで保存した文書を「後から変換」する機能が新たに追加された。後から変換する場合は、手書き入力の1行ずつの単位でテキストに変換することができる。その際に、修正などの編集もできるため、走り書きで手書き入力したメモを、あとから誤字を修正しながらテキスト化することも可能だ。

 Ver.2.0では新たに、文書テンプレートを提供する「7notesギャラリー」も開設。利用したいテンプレートを選んでダウンロードし、7notesで利用できるようになった。

 Ver 2.0ではこのほか、ユーザーインターフェイスも刷新し、処理スピードも高速化。従来バージョンでは起動時をはじめ、ひんぱんにサーバーへの自動保存を行っていたが、自動保存のタイミングを見直すなどでユーザーの処理待ち時間を軽減した。また、「7notes」ドキュメント形式での文書交換や、テキストを直接メールで送信する機能も追加された。手書きとテキストが混在する文書では、テキスト部分だけをメール送信することができる。

 文書編集機能では、左寄せ、右寄せ、センタリングが設定可能となったほか、禁則処理やワードラップにも対応。ユニット枠や、背景色を付加する機能も追加した。

「後から変換」は、文の最初から順次変換することもできるし、途中の一部だけをテキスト変換することもできる「換」の字が正しく認識されないのでよく見たら字が間違っていた。〇部分を後から追加したら、無事認識された
テキストをメールで送ったり、7notesの独自フォーマットでのメール送信もサポートしたインターフェイスを一新し、方向ボタンや、手書き文字/テキスト変換のボタンなどの配置も見直された

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(工藤 ひろえ)

2011/4/7 06:00