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オフィスシェアを通じて人と企業をマッチングする「シェアゼロ」


シェアゼロのオフィス紹介ページ

 シェアゼロ株式会社は16日、オフィスの空きスペースを無料で提供する企業と、創業したばかり起業家や個人事業主などのスタートアップをマッチングするプラットフォーム「SHARE0(シェアゼロ)」ベータ版を公開した。

 シェアゼロにはオフィス提供企業の情報が掲載されており、スタートアップは地域ごとに検索できる。企業情報としてはオフィスの提供期間や提供時間、席数、ネット環境や会議室の有無などが記載されている。

 スタートアップは、気に入ったオフィスがあった場合、Facebookアカウントと会社概要を登録した上で利用申請や問い合わせが行える。利用申請時にはTwitterアカウントも任意で登録できる。

 企業側はスタートアップの会社概要に加え、FacebookやTwitterの情報をもとに、オフィスを貸すかどうか検討できる。企業側が承認した場合は、メールアドレスがスタートアップに開示され、メールを通じて面談のアポイントを取り、利用詳細を話し合う流れ。

 現時点では面白法人カヤックや株式会社ECナビなど、海外5拠点を含む41拠点、200席がが掲載されている。スタートアップは、1席あたり50ドルをPayPal経由でシェアゼロに支払う(6月末まで無料)。オフィス提供企業の利用料金は無料。

 なお、スタートアップがオフィスを使うには、対象業界や職種など企業側が提示する条件を満たす必要がある。条件としてはさらに、オフィスの無料提供の見返りとして、スタートアップが持つスキルやノウハウを企業側に無償提供することも含まれている。

スタートアップの利用申請画面 オフィス提供企業のオファー内容確認画面

 スタートアップはオフィスを無料で使えるだけでなく、企業との出会いがあるのも利点だ。シェアゼロ代表取締役の中川亮氏は、「オフィス提供企業に認められれば、仕事の依頼や支援、提携などのビジネスマッチングの機会が得られる可能性もある」と語る。

 一方、オフィス提供企業としても、コストをかけずにプロフェッショナルな人材との結びつきができることがメリットだという。「新規事業創出や販売パートナー開拓など、目的に応じてスタートアップと協業できることもある」(中川氏)。

 シェアゼロでは今後、7月初旬に英語版をスタートするなど、本格的にグローバル展開でのオフィスシェア情報を掲載していくという。3年後には米国やアジア諸国を中心に、世界で1万拠点のオフィスシェア提供を目指す。


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(増田 覚)

2011/6/17 15:32