クロスランゲージ、「Google翻訳」互換の翻訳APIを提供へ
機械翻訳システムや翻訳ソフトを手がける株式会社クロスランゲージは21日、「Google翻訳」と互換性のある翻訳用APIを開発したと発表した。一般ユーザーへは夏に公開予定で、利用料金は未定。
クロスランゲージによると、Google翻訳のテキスト翻訳サービス(Google Translate REST API)が12月1日で終了するとの発表があったことを受け、用意するもの。Google翻訳と同様の方法でクロスランゲージの翻訳システムに接続できるため、Google翻訳のAPIのユーザーであれば、クロスランゲージの「WEB-Transer@SDK」に簡単に切り替えられると説明している。
互換性のあるAPIの機能は、テキスト翻訳、50種類以上の専門用語辞書、8カ国語の翻訳、医療・契約・特許などの専門分野の翻訳。
さらにクロスランゲージのオリジナルAPIに変更することにより、これ以外にも、HTML翻訳、カスタマイズHTML翻訳、XML翻訳といった高度な機械翻訳を行うことができるとしている。
WEB-Transer@SDKは、SaaS方式の翻訳システムとして、大手ポータルサイトの翻訳サービスをはじめ200社以上に採用されているという。クロスランゲージでは、これを機に多くのユーザーに簡単に利用できるサービスを提供するとしている。
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(永沢 茂)
2011/6/22 13:53
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