クロスランゲージ、「ホームページ自動翻訳サービス」被災自治体に無償提供


 株式会社クロスランゲージは13日、東北地方太平洋沖地震の被災地の自治体や観光協会を対象に、日本語サイトの多言語自動翻訳サービスの無償提供を開始したと発表した。被災地域にいる外国人居住者や観光旅行者などが情報を得られるよう支援する。

 希望する自治体や観光協会に、自動翻訳用のURLを発行する。発行されたURLを既存のページに付けるだけで、多言語に自動翻訳されるという。URLの発行には数日かかるが、設備導入などが不要だとしている。

 自動翻訳される言語は、英語、中国語、韓国語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語の8言語。無料提供期間は未定だが、被災者への情報伝達が必要と判断されるまで続ける予定だ。

 同社では自治体や観光協会の日本語サイトを自動的に多言語に翻訳するサービスを提供しており、現在70自治体で導入されているという。


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(永沢 茂)

2011/3/14 12:29