「Thunderbird 5」正式版が公開、今後はFirefoxと同様に6週間おきに新版公開


Thunderbird 5

 Mozillaは28日、メールソフト「Thunderbird」の最新バージョンとなる「Thunderbird 5」の正式版を公開した。Windows版、Mac版、Linux版がそれぞれMozillaのサイトなどからダウンロードできる。

 Thunderbird 5では、前バージョン(Thunderbird 3.1)から390以上の機能改良とパフォーマンス改善を行い、アプリケーション全体の応答性向上や、起動時間の短縮、操作性の快適化を実現。レンダリングエンジンもFirefox 5と同様に最新版の「Gecko 5」を採用し、操作面ではタブのドラッグ&ドロップによる並べ替えや、別ウィンドウとして分離できる機能を搭載。アドオンの管理を行うアドオンマネージャーもFirefox 5と同じものを導入した。

 Mozillaでは、Firefoxと同様にThunderbirdもリリースサイクルを短縮し、今後は原則として6週間おきに定期的にバージョンアップを行っていく予定。これに伴い、Thunderbirdのバージョン番号もFirefoxに合わせる形で「5」となった。

 Thunderbirdのアドオンの扱いもFirefoxに準じる形となり、Mozilla側で自動的にチェックを行って確認の取れたアドオンは自動的に新バージョンでも対応扱いとなる。また、ライフサイクルポリシーもFirefoxと同様となり、Thunderbird 3.1(最新版はバージョン3.1.11)は2011年12月までセキュリティアップデートが行われるが、Thunderbird 5以降は最新版のみがサポート対象となる。


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(三柳 英樹)

2011/6/29 14:09