メールソフト「Thunderbird」もバージョン「5」へ、日本語含むベータ版公開


 Mozilla Japanは3日、メールソフトの次期バージョン「Thunderbird 5」のベータ版を公開したと発表した。英語版に加え、日本語版もすでに用意されているが、テスト目的での公開となるため、本番環境での使用は推奨されていない。なお、正式版の公開は6月下旬を予定している。対応OSはWindows 7/Vista/XP/2000、Mac OS X 10.5以降、Linuxなど。

 公開されたバージョンは「5.0b1」。これまでの開発版ではバージョン番号を「3.3」と表記していたが、FirefoxとGeckoプラットフォームに合わせてThunderbirdも「5」へと繰り上げた。

 またFirefoxと同様に、新機能やパフォーマンスの強化、セキュリティ向上策の迅速な提供のために、Thunderbirdでもリリースサイクルを短縮することが表明された。今後は6週間おきに新バージョンを自動更新形式で提供していく。アドオン対応やライフサイクルポリシーについてもFirefoxに準じる形となる。

 Thunderbird 5.0b1では、新しいアドオンマネージャと拡張機能管理APIが導入された。ドラッグ&ドロップによるタブの並べ替えに対応したほか、メールアカウント設定ウィザードの刷新、新しいトラブルシューティング情報ページの導入も実施。添付ファイルのサイズ表記など、各種ユーザーインターフェイスの修正・改良も行っている。


関連情報


(森田 秀一)

2011/6/3 17:52