Adobe、「Flash Player 11」ベータ版を公開


 米Adobe Systemsは13日、「Flash Player 11」のベータ版を公開した。Windows版、Mac OS X版、Linux版がAdobeのサイトからダウンロードできる。正式版は、2011年末までに公開する予定としている。

 Flash Player 11ベータ版では、次期バージョンの開発プレビュー版「Flash Player Incubator」でテストされていた各種の機能を搭載。64ビット版OSにも対応した。

 機能面では、新たな3Dグラフィックエンジン「Stage3D」を搭載し、GPUアクセラレーションを活用した3D描画に対応。電話音声として利用されているG.711形式への音声圧縮機能や、H.264/AVC形式の動画へのソフトウェアエンコード機能、7.1チャンネルサラウンド音声への対応などが行われている。

 また、Adobeではアプリケーション実行環境の「Adobe AIR」についても、次期バージョンとなる「Adobe AIR 3」のベータ版を公開した。現時点では実行用のランタイムのみの公開となっており、開発用のSDKについては後日公開される。


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(三柳 英樹)

2011/7/15 13:54