フィルタリングソフト「i-フィルター」のAndroidアプリ、ベータ版を無料公開


「i-フィルター for Android」の「アプリケーション制御機能」画面

 デジタルアーツ株式会社は、個人向けのフィルタリングアプリ「i-フィルター for Android」のベータ版を、21日にAndroid Marketで公開する。Android 2.1/2.2/2.3搭載のスマートフォンやタブレット端末などに対応。ベータ版は9月末まで無料で提供、10月1日から正式版を有料で提供する予定だ。

 i-フィルター for Androidでは、子供に使わせたくないアプリの起動を禁止できる「アプリケーション制御機能」を搭載した。ウェブフィルタリングについては、あらかじめ用意された6種類のパターンから強度を設定できるほか、67種類に分類されたカテゴリーで細かく設定したり、個別サイトをブラックリストやホワイトリストで保護者が指定することも可能だ。インターネットの利用時間を制限する「インターネットタイマー機能」もある。

 こうした機能の設定などは、クラウド化により、別のPCからリモートで行うことができるようにしているのが特徴。子供のウェブ閲覧状況もリモートで確認できる。

 ウェブフィルタリングでブロックされたページを見る必要がある場合、子供が見たい理由とともに「見せてほしい」ボタンをタップすることで、保護者の携帯電話などに申請メールが届く「ブロック解除申請」機能も搭載している。

 デジタルアーツは、Android端末などのモバイル機器では、自室や外出先など保護者の目の届かない場所で子供が自由にインターネットを利用できることから、従来型の携帯電話と同様のリスクが懸念されていると説明。そこでi-フィルター for Androidでは、同アプリをインストールしたAndroid端末におけるインターネットやアプリの利用について、保護者がリモートで設定・管理できるようにした。


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(永沢 茂)

2011/7/20 14:42