定番FTPソフト「FFFTP」、開発終了を発表
定番のFTPクライアントソフト「FFFTP」が8月31日、開発を終了した。作者のSota氏が自身のサイトで明らかにした。
FFFTPは、オープンソースのフリーソフトウェアとして配布されている日本語FTPクライアントソフト。ローカル側とホスト側のファイルがリスト表示され、操作性のわかりやすさや安定性などで、1997年ごろに公開されて以来、多くのユーザーに利用されてきた。
作者のSota氏は開発終了の理由について、「開発を継続するためのモチベーションが維持できなくなった」と説明。また、自身のブログでは、「フリーソフトと言っても、公開するからには責任が伴います。使う人が多ければ多いほど、それだけ期待も背負います。公開したフリーソフトはいつまでサポートしなければならないのか。どれだけの品質の物でなければならないのか」といったことを以前から考えてきた結果として、開発終了を宣言することにしたと述べている。
なお、FFFTPの開発は終了となるが、オープンソースのフリーソフトウェアであることは変わらず、開発終了を示した上でファイルの公開は続けるとしている。サイトでは、2010年10月24日のバージョンであるバージョン1.97bと、ソースファイルが公開されている。
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(三柳 英樹)
2011/9/1 19:04
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