共有された位置情報、7/24のさいたまスーパーアリーナで「圧倒的な数」記録


「GEO-ACTIVITYデータ」を解析するためのツール「T-rexa」

 株式会社ナイトレイは7日、ソーシャルネットワーク上で共有されている位置情報データについての解析結果の一部を公表した。

 今回公表したのは7月の解析結果の一部であり、具体的な数値は明らかにしていないが、最も多く位置情報を共有されていた場所として、「カフェ ソラーレ リナックスカフェ秋葉原店」「ヨドバシカメラ マルチメディア梅田」「代々木オクトーバーフェスト」「さいたまスーパーアリーナ」「つくばエクスプレス秋葉原駅」を挙げている。

 ナイトレイでは、「位置情報をシェアするユーザーの特性から、やはり秋葉原や電気店は多い傾向が見られる」と説明。また、イベント会場も多いとしており、特に7月24日に水樹奈々のライブコンサートが開催されたさいたまスーパーアリーナは「圧倒的な数」だったという。

 コンビニの位置情報の共有傾向については、セブン-イレブンを100とした場合の比率で、ファミリーマートが73、ローソンが41、サークルKサンクスが16、ミニストップが13だった。ナイトレイによると、コンビニの売上高およびシェアランキングとも一致する予想通りの結果だとしている。

 なお、曜日別では土曜日が、時間帯では正午台がそれぞれ最も多かったという。また、位置情報を共有する際のコメントとして「ガリガリ君」「アイス」というキーワードが多く投稿されていたこともわかった。さらに「ビール」「たばこ」「コーヒー」というキーワードも多く投稿されていることから、コンビニで位置情報を共有するユーザー層を推測できるのではないかとしている。

 ナイトレイでは、ソーシャルネットワーク上で共有される位置情報データを「GEO-ACTIVITYデータ」と呼び、これを解析するためのツール「T-rexa」を9月末に提供開始する予定だ。今回、開発中のT-rexaによる解析結果の一部を公表した。


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(永沢 茂)

2011/9/7 16:14