「Google Earth 6.1」公開、ストリートビュー機能を改善
米Googleは20日、「Google Earth 6.1」を公開した。Windows XP/Vista/7、Mac OS X 10.5以上、Linuxカーネル2.4以上に対応する。
Google Earth 6.1では、ストリートビュー機能が改良され、スライダーツールを使ったズームコントロールが簡単になったほか、Googleマップよりも広い画面で表示できるようになった。パフォーマンスも向上したため、マウスのシングルクリックやキーボード操作でストリートビュー中をスムーズに動くことができる。このため、実際にその場にいるような感覚を楽しむことができる。
Google Earthでのストリートビュー表示 |
さらに、マイプレイスパネルの表示が改良された。新たにマイプレイスパネル中のフォルダを右クリックすると、登録されているプレイスをソートできるようになった。また検索機能も改良され、名前を入力するだけで、該当する地図がハイライトされるようになった。マイプレイスには、様々な地図やGPSデータを登録できるため、数が多くなってくると探すことが難しくなっており、新しい検索機能はGoogle Earthの利便性を大きく向上させる。
有料版の「Google Earth Pro」についても、多数の機能が追加された。有料版は、主に企業、政府、自治体など、ビジネスユーザー向けに提供されている。
有料版の新機能としては、Google Earthで表示している地図やオーバーレイの印刷機能と品質が強化された。地図上にスケールや向きを示す矢印などを印刷できるようになり、プレゼンテーションなどのビジネス用途での利用がしやすくなった。
また、リアルタイム操作のツアーをビデオに変換するビデオメーカー作業が容易になり、データセットのスタイルとして64の新たな属性が利用できるようになった。ネットワーク機能も改良され、企業のセキュリティーガイドラインに沿って、ネットワークで利用されているネットワークプロキシやSSL証明書が利用できるようになった。
また、ルーラーツールに距離測定ツールに加えて高度測定ツールが追加された。3D環境の測定が容易になり、特に不動産や保険業界にとって便利な機能だとしている。
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(青木 大我 taiga@scientist.com)
2011/9/21 12:07
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