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ソーシャルメディア上の流行語大賞は「復興」、「ぽぽぽぽーん」は14位


 2011年のソーシャルメディア上の流行語大賞は「復興」であるとの調査結果を、ネットレイティングス株式会社がまとめた。同社が発行するメールマガジン「Nielsen Online REPORTER」の12月6日号でレポート記事として伝えた。

 「ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされた60語について、ソーシャルメディア上に書き込まれた件数をネットレイティングスが独自に集計した。対象は、同社のCGM分析サービス「Nielsen/NetRatings BuzzMetrics」でクロールしている主要なブログと掲示板およびTwitterの、2011年1月から10月までの書き込み。

 なお、BuzzMetricsでは日本語のすべての書き込みを網羅しているわけではないため、以下に挙げる書き込み数は、あくまでも同社がクロールしたデータ内での数字であり、相対的な数字として見て欲しい。

 書き込み数が最も多かったのが「復興」で、年間120万4259件を観測した。以下、2位「節電」(110万9726件)、3位「スマホ」(95万8131件)、4位「計画停電」(58万6930件)、5位「タブレット」(12万3635件)と続く。

 ユーキャン新語・流行語大賞を獲得した「なでしこジャパン」は20位(7万5557件)だった。

 また、複数のネットメディアが共同で実施し、2011年にインターネット上で多用された流行語を読者の投票により決める「ネット流行語大賞」では、「ポポポポ〜ン」が金賞に輝いたが、ネットレイティングスの集計では「ぽぽぽぽーん」は14位(12万3635件)にとどまっている。

2011年流行語 書き込み数トップ20(「Nielsen Online REPORTER」2011年12月6日号より)

 ネットレイティングスでは、主なワードの書き込み数の月ごとの推移グラフも公開している。これによると、「節電」は3月のピーク時点で全書き込み数の0.9%、「計画停電」も0.8%を占め、「復興」の0.5%を大きく上回っているが、4月以降減少した。これに対して「復興」のピークは4月で、その後、減少はしているものの、継続して多く語られていることがわかる。

 ネットレイティングスのアナリストである高木史朗氏は、「震災後の復興は、短期間で解決できない日本全体の大きな課題。そのため、多くの人が長期にわたり『復興』という言葉を話題とした結果が、書き込み数に表れているのではないか」としている。

2011年流行語 書き込み数の推移(「Nielsen Online REPORTER」2011年12月6日号より)

 レポートではこのほか、「復興」とともに使われた名詞の上位20語を、震災直後の3月11日〜5月10日と、半年後の9月11日〜11月10日の2つの時期に分けて集計している。6位までは「支援」「日本」「被災地」「震災」「大震災」「東日本」というワードが、順位こそ若干前後するものの両方の時期でランクインしている。これに対して7位以下は、震災直後は「地震」「心」「方々」「今回」だったのが、半年後には「福島」「増税」「政治」「民主党」に変わっている。

 同レポートで高木氏は、「震災で多くの犠牲と被害を受けた2011年だったが、あらためて人と人とのつながり/絆を認識させられた。また、被害時の連絡手段として、ソーシャルメディアが大きな役割を果たすこともわかった。こうしたソーシャルメディア上での書き込みや、インターネット視聴率を分析することで、人々の関心を集めている事柄のいろいろな一面が見えてくる」とコメントしている。


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(永沢 茂)

2011/12/6 19:27