SugarSyncのiOS/Androidアプリ新バージョン、写真・動画アップロード改善


 米SugarSyncは4日、iOS/Android向けアプリの新バージョンをそれぞれApp StoreとAndroid Marketで無料公開したと発表した。iOS版はiOS 3.0以上、Android版はAndroid 1.5以上に対応する。ユーザーインターフェイスは日本語にも対応している。

 iOS版では、写真アップロードと閲覧機能の改良、Android版では動画自動アップロード機能の追加と、写真アップロードに関連した複数のバグの修正が行われている。

 iOS版では、写真アップロード時に、アップロードしたい写真を一括選択し、アップロードボタンをタップするだけで済むようになった。アプリはバックグラウンド状態のままでよく、その状態でアップロード作業が継続される。これまでは1枚ずつ選択してはアップロードする必要があったため、利便性が大きく向上したことになる。

 また、アップロードする際の写真・動画の画質を3種類から選べるようになった。ユーザーのニーズに応じて最高品質から、高速アップロードできる最高圧縮まで選択できる。さらにアップロードした写真の閲覧を高画質でも高速に行えるようになった。

iOS版アプリのアップロード写真・動画の画質選択画面(SugarSync公式ブログより画像転載)Android版アプリのAutoSync(自動同期)設定画面(SugarSync公式ブログより画像転載)

 Android版には、新たに動画のAutoSync(自動同期)機能が追加された。この機能は、設定画面から利用を開始できる。ただし、動画はファイルサイズが大きいため、Wi-Fi接続状態でしか行われない。写真のAutoSync機能で3Gを利用可能にしている場合でも、動画に関してはWi-Fiでのみ実行される。この機能を利用可能に設定している場合、新規撮影した動画は、Wi-Fi接続が利用できる状況になると自動的にSugarSyncにアップロードされる。

 Android版ではこのほか、多くのユーザーが不満を感じていた写真アップロードに関して生じていたさまざまなバグを修正したとしている。

 SugarSyncでは、2012年も多数の新しい発表を行っていくとしている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2012/1/5 12:20