2011年のスマホ出荷は約4億9000万台、年間シェア1位はサムスン


 米国の調査会社であるIDCは、世界のスマートフォン市場における2011年第4四半期の出荷実績をとりまとめた。第4四半期だけで見ると、前年同期より54.7%増加したほか、年間の出荷数は4億9140万台となった。このほかメーカー別に見ると、アップルがシェア1位を再び奪還した。

 世界における第4四半期のスマートフォン出荷数は、1億5780万台となり、前年同期より54.7%増加した。2011年通期で見ると、スマートフォン出荷数は4億9140万台で、前年よりも61.3%増加した。

四半期ではアップル、年間はサムスンが1位

 メーカー別シェアを見ると、1位から順にアップル(23.5%)、サムスン(22.8%)、ノキア(12.4%)、リサーチ・イン・モーション(RIM、8.2%)、HTC(6.5%)となった。前年同期と比べ、アップルが128.4%増、サムスンが275%増、HTCが17.2%増となる一方、ノキアは30.6%減、RIMは11.0%減と、メーカーごとの明暗がはっきりと出ている。また順位で見ると、アップルは第2四半期ぶりのトップをサムスンから奪回した。

 同じくメーカー別シェアを2011年通期で見ると、1位はサムスン(19.1%)、次いでアップル(19.0%)、ノキア(15.7%)、RIM(10.4%)、HTC(8.9%)となった。サムスンは僅差でアップルに勝利した格好だが、IDCでは、今年“英雄”になった注目の機種としてサムスンのGALAXY Nexus、アップルのiPhone 4Sを挙げている。


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(関口 聖)

2012/2/7 18:32