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スマホで動画サイト視聴、音楽購入を控える要因に〜日本レコード協会調査


 一般社団法人日本レコード協会は13日、2011年度の「音楽メディアユーザー実態調査」の結果を公表した。調査は2011年8月と10月にインターネット経由で実施し、12〜69歳までの4960人から回答を集めた。

音楽を楽しむために利用するサービスは「YouTube」がトップ

 過去半年間で音楽を楽しむために利用した商品やサービスでは、「YouTube」が52.0%と最も多く、以下は「FMラジオ」が32.7%、「テレビ(BS放送含む)」が30.8%、「カラオケBOX」が30.3%、「ニコニコ動画」が19.7%と続いた。

音楽関連サービスの利用状況

 普段、家の中で音楽を聴く際に使っている機器に関しては「PC」が59.1%で最多。2位は「デジタル携帯オーディオプレイヤー(iPod、ウォークマンなど)」で33.8%、3位は「コンポ型ステレオ」で33.1%、4位は「CDラジカセ」で26.6%、5位は「音楽プレイヤーとしての携帯電話(iPhoneなどスマートフォンも含む)」で9.5%だった。

家の中で音楽を聴くために使用している機器

 過去半年間で音楽を録音した経験があるという人は全体の80.2%で、昨年の75.8%よりもやや増加。録音の音源としては、「自分で買った新品のCD」が43.8%、「お店でレンタルしたCD」が39.9%とCDが圧倒的に多く、3位は「YouTube」で28.2%、「ニコニコ動画」は12.9%で6位だった。

 また、音源をデジタル保存している人は全体の65.3%(3240人)、デジタル化している音源の曲数は、1人あたり平均1042曲だった。デジタル化した音源の入手方法としては「購入したCDからのコピー」が38.0%で最多。次いで「レンタル店のCDをコピー」が25.7%、「YouTubeやニコニコ動画などの無料動画共有サイトからのダウンロード」が11.9%の順だった。

スマホの影響は「小さい」が無視できない

 日本レコード協会ではこのほか、今年度から新たに「スマートフォンの利用による影響」に焦点を当てた調査も実施。それによれば、スマートフォンの保有率は全体の17.8%(881人)。保有者のうち23.5%は、家の中と外の両方で音楽プレイヤーとしてスマートフォンを利用していた。

 スマートフォンの保有者は、携帯・PHSのみを保有している層と比べて、全体的に音楽への関心が高く、有料聴取率が高い傾向があるとも指摘。CDやビデオの購入、有料配信などの音楽への平均支出額を見ると、携帯・PHS保有層が月額1466円だったのに対して、スマートフォン保有層は月額2590円と約1.8倍だった。

スマートフォンや携帯・PHSの保有の有無別に見た有料聴取率および支出額

 その一方、過去半年間で知った曲を購入しなかった人を対象に、その理由を聞いたところ、YouTubeなどを使って「好きな時に聴取できたため」と答えた人が、携帯・PHS保有層(627人)は29.3%だったが、スマートフォン保有層(148人)は40.7%と多く、日本レコード協会では「スマートフォン保有層では動画サイトなどの視聴が購買行動を代替している傾向が特に強い」と分析している。

音楽を購入しなかった理由

 日本レコード協会は、スマートフォンが音楽購入に与える影響は全体的に小さいとしつつも、「無料で音楽を楽しめるアプリが豊富にあるので」(7.9%)といった理由は無視できないと説明。同協会はこれまで、音楽を違法にダウンロードするための違法なiPhone/Android向けアプリを確認しているといい、App StoreやAndroid Marketなどにアプリの削除要請を行ってきたという。


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(増田 覚)

2012/2/13 14:58