国立国会図書館サーチ、収集したサイトやオンライン雑誌の全文検索が可能に


 国立国会図書館は8日、データベース横断検索サービス「国立国会図書館サーチ(NDLサーチ)」の機能強化を実施した。新たに「インターネット資料収集保存事業(ウェブサイト別)」に保存されている電子書籍やウェブサイトについての情報を全文検索できるようになった。

 国立国会図書館サーチは、1月6日に正式運用を開始した検索サービス。学術論文集、地方自治体が運営する図書館の蔵書情報など80種類以上のデータベースを横断的に検索できる。「インターネット資料収集保存事業(ウェブサイト別)」は、数多くある検索対象データベースの中の1つという位置付け。ネット上で公開されている各種ウェブサイトの情報がアーカイブされている。

 これまでも書籍のタイトル、編者、出版者などを対象に検索できたが、全文検索に対応したことでより詳細な情報収集が可能となる。なお、実際の検索を行うには、国立国会図書館サーチの検索画面で「すべての連携先を検索する」の項目にチェックを付けておく必要がある。

「インターネット資料収集保存事業(ウェブサイト別)」の検索例




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(森田 秀一)

2012/3/9 17:25