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「国会図書館サーチ」正式公開、全国図書館や民間の電子書籍も検索可能


 国立国会図書館や全国の公立図書館、電子書籍サイトなどの文献情報が検索できるサービス「国立国会図書館サーチ(NDL Search)」が1月6日、正式公開された。

 検索対象となっているのは国会図書館、都道府県立図書館、国立情報学研究所、国立公文書館、国立美術館などのデータベース。また、「青空文庫」や株式会社hon.jpなどの電子書籍、株式会社インプレスR&Dの「インターネットマガジンバックナンバーアーカイブ」なども検索対象となっており、これらの情報をキーワードで横断検索できる。

 例えば、「坊っちゃん」というキーワードを入力すると、国会図書館や他の機関で所蔵する「坊っちゃん」という本のほか、「坊っちゃん」に関する記事や調べもの事例などを検索可能。デジタル化された「坊っちゃん」が検索結果にヒットした場合、「近代デジタルライブラリー」や青空文庫などのページにリンクし、ウェブ上で「坊っちゃん」を閲覧できる。

 検索結果は、データベースや資料種別、所蔵館、出版年などによる絞り込みが可能で、検索結果に対する関連キーワードや連想キーワードも表示される。ISBNがある資料の場合は、「カーリル」のシステムを利用して全国図書館の貸し出し状況を検索できるほか、「Amazon.co.jp」や「ジュンク堂書店」などのオンライン書店、Googleブック検索などへのリンクも用意される。

 NDL Searchは2010年8月に開発版として一般公開されていた。今回、正式サービスとしての公開に合わせて、従来の「国立国会図書館総合目録ネットワーク」「全国新聞総合目録データベース」「児童書総合目録」「国立国会図書館デジタルアーカイブポータル(PORTA)」を統合した。

 また、第1回国会以降の国会会議録を閲覧できる「国会会議録検索システム」、帝国議会全会期の速記録を閲覧できる「帝国議会会議録検索システム」、近現代の日本とアジア近隣諸国との関係についての重要な日本の公文書などを収録する「アジア歴史資料データベース」、長野県が所蔵する各種資料をデジタル化した「信州デジくら(県立長野図書館)」を新たに検索対象として加えた。


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(増田 覚)

2012/1/11 13:34