記事検索

オーシャンブリッジ、5人まで無料で使える企業向けSNS「Zyncro」最新版

〜iPhone専用アプリやいいね!ボタンに対応、外部連携も強化


株式会社オーシャンブリッジ 代表取締役社長 高山知朗氏

 株式会社オーシャンブリッジは、企業向けSNS最新版「Zyncro(ジンクロ) 3.2.3」を4月11日にリリースした。クラウドサービスは、5ユーザー、容量1GBまでは無料で利用できる。有料プランは、5〜399ユーザーまでは1ユーザーあたり月額600円。ストレージは別途課金となり、10GB〜990GBまでは10GBあたり400円。

 「Zyncro」はスペインZyncro Tech社が開発した企業向けSNSで、クラウド、プライベートクラウド、オンプレミスのいずれの形態でも提供。クラウド版はAmazon EC2上に構築している。日本ではオーシャンブリッジが独占販売権を取得し、2011年5月より国内販売を開始。SNS機能だけでなく、ファイル共有・管理機能が充実している点が特徴で、クラウドサービスは5ユーザーまでは無料で利用できる。

 Zyncroは、Facebookのウォールと同様のウォール画面が基本画面となるが、個人のウォールと別にグループごとのウォールがいくつでも設定可能で、グループごとにファイル保存・共有ができる。ファイルの履歴管理機能を備え、いつ誰が改版したかなどのログを一覧することが可能。メッセージや、共有ファイルの投稿などがウォールに表示される。ユーザーアカウントをもっていない外部の人にファイルを公開するためのリンク生成機能も備える。


単なるSNSではなく、ファイル共有・管理機能が充実しているため、「企業向けソーシャルコラボレーションツール」と説明している Zyncの特徴
Facebookのウォールと同様のウォール画面が基本となる ファイルは改版履歴を保持し、以前のバージョンをダウンロードすることもできるほか、社外の人へ渡すためのURL生成などファイルの管理・共有機能が充実

 新バージョンで強化されたポイントは、(1)モバイル対応強化(iPhone専用アプリの提供)、(2)いいね!ボタンの装備など、業務の現場で利用を活性化する機能を強化、(3)Active DirectoryやSharePointなど外部システム連携強化、の3点となる。

 モバイル対応強化では、要望が高かったiPhoneアプリの提供を開始。ただし、日本での提供は4月11日時点では開始しておらず、App Storeで4月下旬には公開される見込み。Androidアプリについては、英語版はすでに提供されているが、日本語版についてはユーザーのニーズを見て提供するという。

新バージョンの機能強化点 iPhoneアプリを提供開始

 基本機能の強化では、他の人のメッセージやウォールに「いいね!」を付けることが可能になった。また、グループ機能ではこれまでメンバーのみで情報を共有するプライベートグループのみだったが、グループメンバー以外でも情報が閲覧できる公開グループが設定可能になった。社内サークルや公募プロジェクトなどといった用途で、グループメンバー以外も閲覧でき、ユーザーが自分でボタンを押すことでグループに参加するといった利用が可能になった。

 ユーザーの発言回数やファイルのアップロード回数が表示できる「統計ダッシュボード」も新たに装備。別のグループのフォルダにファイルのショートカットを作成可能となったほか、ファイルと同様に、ウェブサイトのURLもファイルタブで管理可能となった。

 ウォール表示についても、ホーム画面やグループのメッセージ欄に表示される内容をワンクリックで設定が可能になった。

「いいね!」を付けることが可能になった ウォールの表示内容のフィルタリングが可能に。ワンクリックで変更できる

 外部システム連携の強化では、Active Directoryなどのディレクトリサービスとの連携が可能になり、Zyncroのユーザー認証やパスワード管理もディレクトリサーバーに一任することが可能になった。ディレクトリサービスからZyncroにユーザー情報をインポートすることもできる。

 SharePointとの連携にも対応、シングルサインオンや、SharePoint画面にZyncroのSNS画面を組み込むことができるようになった。

 また、RSSフィードの取り込み、メールによる投稿に対応。基幹システムからの通知メールを取り込んでZyncro上でディスカッションするといった利用方法も可能になった。YouTube動画のウォールへの埋め込み表示、Googleカレンダーのイベント閲覧や、Zyncro側からGoogleカレンダーのイベント作成にも対応。

 システム管理機能も強化し、ユーザーの操作ログを詳細に分析し、レポート出力が可能になった。大企業などでユーザーの要望が高かった機能で、情報流出などの際に、ファイルの操作ログなどを詳細にレポートできる。

LDAP連携機能を実装 SharePointでシングルサインオンや、SharePointにZyncroの機能を追加することが可能に
メールでウォールへの投稿が可能に 詳細ログのレポート機能も装備

 なお、オーシャンブリッジでは、5月9日〜5月11日に東京ビッグサイトで開催される「第3回クラウドコンピューティングEXPO 春」に出展。今回発表されたZyncro最新版とiPad/iPhoneに対応したリモートアクセスツール「islonline」の展示デモを行う。デモで席を用意する事前アポイントも受け付けている。



関連情報


(工藤 ひろえ)

2012/4/13 09:00