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Skype、Windows/Mac/Linux版を同時アップデート

Mountain Lionサポート、UIとビデオ通話を改善


 米Microsoft子会社のSkypeは14日、「Skype 5.10 for Windows」「Skype 5.8 for Mac」「Skype 4.0 for Linux」を公開した。

 Windows版ではコンタクトのピン留めや古いグラフィックチップでのビデオ通話の改善、Mac版では不評なUIを改めてリサイズできる新コンタクトウィンドウやモバイル版Skype通話中の画面自動回転修正の改善、Linux版では美しい新UIや音声・ビデオ通話品質の大幅な改善、クラッシュやフリーズを防ぐ多数のバグ修正が含まれている。

 Skype 5.10 for Windowsの新しいピン留め機能は、頻繁に連絡を取るコンタクトをピン留めしておくことで、いつでもコンタクトリスト最上部に表示させておける機能だ。これで毎回検索する必要がなくなる。また、SkypeとFacebookのコンタクトが1つのリストにまとめられた。

 さらに古いPCでビデオ通話ができない場合の回避方法が提供された。グラフィックカードやドライバーがDirectX 9を使用できない場合、GDIを使用できるようにした。このオプションを使用する場合の方法は発表文内に詳述されているが、このオプションを使用する場合には、Skypeを閉じ、指定されたファイルをテキストエディターで編集する必要がある。そのため、Skypeではこれは気軽に利用できる機能ではなく、あくまでもビデオ通話で大きな問題が発生している場合に限り利用して欲しい考えだ。ここで大きな問題とは、静止画しか表示されない、動画ではなく水平線が表示されているなどの場合を指しているという。

 Skype 5.8 for Macは、7月公開予定のOS X Mountain Lionをサポートした。これにより、OS Xのユーザーは安心してSkypeを使用し続けられることになる。

 また、大きな改良点としてUIが挙げられる。前バージョンのSkype 5.0で導入されたUIが大変不評だったため、ユーザーの意見が取り入れられたとしている。新しいコンタクトモニターは、画面でリサイズや動かすことができるウィンドウで、コンパクトにどこでも表示できる。さらに、コンタクトをSkype、Facebook、アドレスブックに応じてフィルタリングできるほか、ダブルクリックによってチャットを開始可能だ。

 このバージョンでは、ビデオ通話も改良された。特に、相手がSkype for iPhone/iPad/Androidの場合、相手が画面を回転させても回転が反映されなかった問題が修正され、正しい向きに修正されるようになった。この機能はすでにWindows Phone版ではサポートされている。

 また、Skypeプレミアム会員向けの画面共有機能が改善された。今後は、一対一またはグループ画面共有を行っている場合、共有画面横にビデオが表示できるようになった。音声通話中に画面共有を行う場合は、これまで同様無料で使用できる。

 Skypeは、Windows版で音声通話中に一定の条件のもとで広告表示を開始することを発表したが、このバージョンを含め今のところMac版では導入されていない。

 このほか、近く新機能として、複数のコンタクトとの間で、別々のウィンドウでオープンチャットできる機能が公開されることも発表された。

 Skype 4.0 for Linuxは、Windows/Macに比べて利用者数が少ないとはいえ、今回はメジャーバージョンアップとなり、多くの改善が加えられている。

 1つのウィンドウで複数チャットを行える会話ビューなどの新UI、音声品質、ビデオ通話品質の改良、複数のビデオカメラサポートの追加など重要な改善点が目立つ。それ以外にも、さまざまなバグが修正された結果、クラッシュやフリーズの頻度が大幅に減ったとしている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2012/6/15 10:52