米FacebookのCTOが新スタートアップ設立へ~IPO後最高位の辞職
米Facebook CTOのBret Taylor氏は6月15日、夏終わり頃にFacebookを辞職することを発表した。同社IPO後に辞職する社員としては最高位となる。
同氏は自身のFacebookウォールへの投稿で、友人のKevin Gibbs氏と新会社を始めることを明らかにした。新会社の内容については触れていない。退任にあたりFacebookの同僚へ感謝を表明すると同時に、CEOのMarc Zuckerberg氏に対して「過去3年間自分のボスであっただけでなく、私のメンターであり、最も近しい友人の1人である」としている。
Taylor氏は、非常に才能のあるエンジニアとしてよく知られている。スタンフォード大学でコンピューターサイエンスの学士/修士号を取得した後、GoogleでGoogleマップ、GoogleマップAPI、Googleローカルの開発に携わり、その後大手ベンチャーキャピタルであるベンチマークキャピタルの社内起業家として働くうちに、フィードアグリゲーションサービスFreindFeedを創業し大きな話題となった。FreindFeed自体は大きな成功を収めることはできなかったが、その後Facebookに買収され、CTOに就任した。同氏は、誇りに思うFacebookでの業績として、OpenGraph、App Center、Facebook Camera、iOSとの統合への貢献を挙げている。
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(青木 大我 taiga@scientist.com)
2012/6/18 06:00
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