「radiko.jp」安定運用に向けて新会社設立、NTTスマートコネクトら3社で


 NTTスマートコネクト株式会社、株式会社radiko、朝日放送株式会社の3社は28日、IPサイマルラジオ配信サービス「radiko.jp」の安定運用および品質向上を目的に、新会社「株式会社メディアプラットフォームラボ」を共同設立すると発表した。7月2日発足予定。

 新会社の本社所在地は大阪市。資本金は5000万円(資本準備金2500万円含む)で、出資比率はNTTスマートコネクトが51%、radikoが34%、朝日放送が15%。

 3社は新会社設立発表のプレスリリースの中で、スマートフォンをはじめとした高性能端末やブロードバンドの普及により、人々のライフスタイルが変化していると指摘。radiko.jpについても、参加放送局の拡大や東日本大震災発生に伴う生活者意識の変化によって利用者が急増しているとし、従来以上に安定的かつ継続的にサービスを提供する必要があると説明している。

 新会社には、インターネットにおける大規模コンテンツ配信面で実績のあるNTTスマートコネクトのほか、radiko.jpの運営主体であるradikoと、radiko.jp発足初期から配信システムの設計や構築に取り組んできた朝日放送が参画する。

 新会社では、radiko.jp配信プラットフォームの一元的管理・運用に加え、関連する新規ビジネスの開発を行う。また、radiko.jp運用ノウハウの水平展開も計画している。


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(森田 秀一)

2012/6/29 13:01