radiko.jp、月間ユニークユーザー数が1000万を突破


 株式会社radikoは11日、ラジオ放送をインターネットで同時配信するサービス「radiko.jp」の4月における月間ユニークユーザー数が1046万人に達したと発表した。

 この数は、PCのブラウザー/専用ガジェット、iPhone/Androidスマートフォンでそれぞれradiko.jpを利用した人の合計。1人で複数デバイスから利用している場合は、それぞれのデバイスで1ユニークユーザーとカウントしている。なお、ガジェットのダウンロード数は約400万件、スマートフォンアプリは約500万件に達しているという(6月1日現在。

 radiko.jpは2010年3月、「IPサイマルラジオ協議会」により関東7局/関西6局で実用化実験を開始。同年12月に株式会社radikoを設立し、本配信へと移行した。2012年4月2日現在、民放ラジオ65局(実用化実験段階含む)と放送大学が参加。ラジオNIKKEIと放送大学は全47都道府県に配信している。

 株式会社radikoでは、ユニークユーザー1000万突破の背景として、1)東日本大震災後のラジオに対する生活者意識の高まり、2)radiko.jp参加放送局の増加と配信地区の拡大、3)スマートフォンの普及――を挙げている。

 radiko.jpでは今後、「情報過多の中で、言葉、音楽、スポーツの感動を通して、人の心を動かし、想像力をかき立てる音声メディア(=ラジオ)の存在意義をより高めるために、聴取環境を整え、ネットとの連携によって、引き続き、新しいラジオの楽しみ方を提案し、『radiko.jp』ユーザー(=ラジオリスナー)を拡大し、ラジオの媒体価値の向上を目指す」としている。


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(永沢 茂)

2012/6/11 16:10