ニューヨーク市が公衆電話にWi-Fiスポット、まずは10カ所から実験的に開始


 米ニューヨーク市は11日、公衆電話に無料の公衆Wi-Fiホットスポットを設置する実験を開始したと発表した。現時点で設置されたのはブルックリン、クイーンズ、マンハッタンの10カ所。数カ月以内に数を増やすとしている。ニューヨーク市はすでに図書館や学校、公園などに公衆Wi-Fiホットスポットの設置を行ってきている。

 スマートフォンによるデータ通信量の増加に伴い、携帯事業者も定額課金から従量課金へ移行しつつある。また、携帯事業者自身もWi-Fiホットスポットの設置を試みている。

 現在ニューヨークには約1万3000カ所の公衆電話があるが、ニューヨーク市民のほとんどが携帯電話を保有している中で、同市は利用方法の見直しを進めている。その中で公衆Wi-Fiホットスポットの設置のほか、情報端末の設置、広告表示などさまざまなアイデアが検討されている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2012/7/12 11:31