ヤフー、デコカメラアプリ「DECOPIC」のコミュニティファクトリーを買収


 ヤフー株式会社は11日、株式会社コミュニティファクトリーの全株式を取得すると発表した。

 コミュニティファクトリーは、ソーシャルアプリケーションの企画・開発・運営を手がける企業で、2006年2月設立。現在の主力サービスである「DECOPIC」は、写真をデコレーションして共有できるスマートフォン向けカメラアプリとして女性に支持されており、これまでに700万ダウンロードされたという。

 ヤフーでは、スマートフォンを起点とするサービスとしてカメラアプリが重要になるとみており、アプリ開発のノウハウを含めてDECOPICを取得することで、女性スマートフォンユーザーを意識したアプリ開発の強化などを目指す。

 なお、株式会社ミクシィは11日、コミュニティファクトリーが同社の持分法適用関連会社であることから、株式譲渡に伴う特別利益として3億1200万円を計上する見込みだと発表した。

 ミクシィは2009年、アプリケーションプロバイダーに対して出資・融資を行う「mixiファンド」を設立。その第1弾としてコミュニティファクトリーへ出資していた。


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(永沢 茂)

2012/9/11 18:41