iPhone/Android向け「ゼンリン住宅地図」提供、現在地周辺の表札も検索可能


 株式会社ゼンリンは28日、建物の一軒一軒の名称や居住者名まで掲載している詳細地図「ゼンリン住宅地図」のスマートフォン向け配信サービスを開始すると発表した。ビジネス業務別のサービスを用意するとしており、第1弾として「ゼンリン住宅地図 配送パック」「ゼンリン住宅地図 建設パック」を提供する。利用料金は、それぞれ月額2100円。

 対応機種は、iPhone 4S/4(5にも対応予定)とAndroid 2.1以上搭載のスマートフォン。まず、NTTドコモ向けに10月1日より提供を開始。auおよびソフトバンクモバイル向けには11月からを予定している。

 配送パック、建設パック共通の機能としては、地図のスクロール、拡大・縮小、住所やビル名でのキーワード検索、建物のテナント情報の階数ごと表示などがある。

 配送パックに特化した機能としては、「周辺表札検索機能」がある。スマートフォンのGPSを利用し、現在地から半径500m以内の会社名や表札情報を検索。最も近いものから最大5件までを地図上に表示する。荷物の配送時、カーナビなどで配達先付近まで来たものの配送先が見つけられない……といった場合に便利だとしている。

表札検索の結果画面検索結果は詳細情報も参照可能

 一方、建設パックでは「指定場所共有機能」がある。建設現場の資材置場や重機車両の停車場所などを最大5個まで地図上にアイコンで指定し、メール送信することで取引先や社内で共有できる。同サービスの会員同士であれば住宅地図上で、非会員はゼンリンが用意した家枠が入った道路地図(5段階の縮尺)上で確認できるという。

会員同士での指定場所共有画面非会員の指定場所共有画面




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(永沢 茂)

2012/9/28 12:00