女性のスマホ利用率が1年で倍増、20代以下は商品購入時の依存度高く


 デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(DAC)は5日、スマートフォン利用に関する実態調査の結果を公表した。調査は10月6日から12日まで、インターネット経由で2000人から有効回答を集めたもの。

 2011年9月におけるスマートフォンの年代別利用率は男女とも20代が最も高く、男性が23.9%、女性が20.5%だったが、今年の調査では各年代とも大幅にポイントを増加。特に、女性は16~19歳で7.5%から36.6%、20代で20.5%から39.1%、30代で11.6%から26.1%、40代で7.2%から18.6%、50代で5.4%から14.0%と、各年代とも2倍近く増えていた。

 また、商品・サービスのすべての購買プロセスにおいて、スマートフォンの利用率が昨年よりも上昇していた。特に、16~19歳と20代は「情報入手」「検索」「比較・検討」「購入決断」「情報共有」というすべてのプロセスでスマートフォンへの依存度が高かったという。

 利用頻度の高いサイトやアプリに関しては、Facebook、Yahoo! JAPAN、LINE、Twitter、mixiの順。最新情報の取得や友人とのコミュニケーションに用いる媒体が並ぶ結果となり、DACでは「スマートフォンが日常生活において非常に重要なツールになっている」と分析している。

 このほか、信頼度の高いサイトやアプリでは乗換案内、クックパッド、日本経済新聞電子版、産経新聞、YOMIURI ONLINEの順。話題に上がることの多いサイトやアプリではFacebook、クックパッド、日本経済新聞電子版、Yahoo! JAPAN、LINEの順だった。


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(増田 覚)

2012/11/6 11:00