「Flash Player 11.5」「AIR 3.5」公開、7件の脆弱性を修正
米Adobe Systemsは6日、Flash PlayerとAIRのそれぞれ最新版となる「Flash Player 11.5」「AIR 3.5」の正式版を公開した。Windows版とMac版がAdobeのサイトからダウンロードできる。また、AIR 3.5についてはiOS版とAndroid版も用意されており、App StoreまたはGoogle Playからダウンロードできる。
Flash Player 11.5とAIR 3.5では、リリースビルドでもスタックトレースを表示できる機能など、主に開発者向けの機能を強化。AIR 3.5により、iOS 6向けのアプリ開発にも対応した。
セキュリティ面では、7件の脆弱性を修正。アップデートの適用優先度は、Windows版Flash Playerは可能な限り迅速(72時間以内)なアップデートが推奨される“1”、Mac版Flash Playerは30日以内のアップデートが推奨される“2”、それ以外の環境では緊急性の低い“3”となっている。
また、Linux版とAndroid版のFlash Playerについても、同様のセキュリティアップデートとなるバージョンを公開した。バージョン番号は、Linux版が11.2.202.251、Android 4.x版が11.1.115.27、Android 3.x/2.x版が11.1.111.24。ブラウザーにFlash Playerが内蔵されるGoogle ChromeとInternet Explorer 10でも、同様の脆弱性を修正したアップデートが提供される。
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(三柳 英樹)
2012/11/7 19:40
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