国会図書館、歴史的音源約1万3000点追加、森繁久弥「サラリーマン悲歌」など


 国立国会図書館は22日、「国立国会図書館デジタル化資料」に約1万3000点の歴史的音源を追加すると発表した。これらの音源は、国立国会図書館のほか、全国約90館の図書館で利用できる。一部は国会図書館のサイト「国立国会図書館デジタル化資料」でも公開する。

 歴史的音源とは、1900年代初頭から1950年ごろまでに国内で製造されたSPレコードなどに録音されている音楽・演説が含まれる。今回、与謝野晶子が朗読する「自作短歌朗読」や森繁久弥が歌う「サラリーマン悲歌」などの音源が追加された。

 また、国立国会図書館憲政資料室が所蔵する近現代の日本の政治家・官僚・軍人などが所蔵していた書簡・書類・日記などのうち、約140点が「国立国会図書館デジタル化資料」で検索・閲覧できるようになる。

 このほか、国会図書館の館内限定で提供していたデジタル化資料のうち、著作権処理が終了した図書約1万8000点をインターネット公開する。これにより、国会図書館が提供するデジタル化資料の総数は約220万点、うちインターネットで利用できるのは約43万点となる。


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(増田 覚)

2012/11/22 14:00