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LINEがFacebook認証を導入、電話番号登録が不要に


 NHN Japan株式会社は16日、同社が運営する無料通話・メールアプリ「LINE」において、Facebookアカウントを利用した認証機能を導入した。まずはAndroid版で先行公開し、iPhone版は近日中に対応する。

 Facebookアカウントを使ってLINEの新規アカウントを生成したり、Facebook上の友人をLINE上で「友だち」に追加することが可能となる。なお、すでに電話番号認証を通じてLINEを利用している場合は、Facebook認証・連携は任意。デフォルトでは無効になっているため、Facebookの友人とLINEでつながりたくない場合は、連携する必要はない。

 Facebook連携のメリットとしてはさらに、電話番号や機種を変更する際、アカウント情報を新端末に引き継げることが挙げられる。従来、アカウント情報を引き継ぐためには、メールアドレスとパスワードを登録する必要があり、これを行わないとLINEでつながっていた友だち情報がすべてリセットされてしまった。

新規登録・友人情報連携選択画面イメージ

 LINEはこれまで、電話番号を登録キーとしており、スマートフォンのアドレス帳に登録されている友人や家族をLINE上の「友だち」に追加できるようにしていた。その一方、電話番号の登録に抵抗感を感じるユーザーは、「LINEの利用を避ける機会損失があった」とNHN Japan執行役員の舛田淳氏は説明する。

 また、Facebookの普及により、電話番号を交換していなくても親密な関係を築いている場合や、プリペイド式の携帯電話が多く使われるような一部の国では、必ずしも電話番号認証が利便性の向上につながらない場合もあり、グローバル化推進の課題となっていたという。

 LINEは2011年6月のサービス開始時からFacebook連携を検討していたが、「ユーザーベースが弱くなる」という理由で見合わせていた。「当初は、電話番号を交換している関係性を最も重視していた。そこに距離感の違うユーザーが入ってくると、プライベートなコミュニケーションツールという、LINE独自の世界観が作れないと判断した」。

 しかし、現在は世界で7800万ユーザー、国内で3600万ユーザーと「ユーザー基盤が一定の規模感に達した」ことから、Facebook連携に踏み切ったかたちだ。FacebookとLINEのユーザーは重複率は高く、劇的にユーザー数が増えるとは考えていないというが、「どうしても電話番号認証が嫌だという人もLINEを使ってもらえれば」としている。


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(増田 覚)

2012/11/26 14:00