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「Google Apps」無償版の新規受付終了、現行ユーザーは継続利用が可能
(2012/12/10 12:34)
米Googleは6日、GmailやGoogleカレンダーなどを独自ドメイン名で利用できるサービス「Google Apps」について、無償版の新規登録を終了した。現在、無償版を利用しているユーザーはそのまま使い続けられるが、新規登録は有償版サービスのみとなる。
Google Appsは、GmailやGoogleカレンダー、GoogleドライブといったGoogleが提供しているウェブアプリケーションを、企業が独自ドメインで利用できるサービス。10アカウントまで利用できる無償版と、アカウント数無制限(1ユーザーあたり月額600円、年額6000円)の有償版がある。有償版ではGmailの受信トレイ容量が25GBになるほか、99.9%の稼働率を保証。24時間のカスタマーサポートも用意されている。
Googleでは、2007年2月に正式サービスとして有償版を開始した際に、無償版のサービスも残したことで、企業と個人の両方が無償版を利用しているが、企業にとってはすぐに大容量やサポートが必要となり、個人にとっては新機能が利用できるようになるまで待たされるといった問題があると説明。こうした問題を簡単にするため、個人向けにはGmailやGoogleドライブなどの無料のGoogleアカウントによるサービスを、法人向けには有償版のGoogle Apps for Businessに一本化したとしている。
現在、Google Appsの無償版を利用しているユーザーは、今後も無償版をそのまま利用できる。また、12月6日以降に何らかの理由でGoogle Apps for Businessにアップグレードした場合は、2013年1月9日までは無償版にダウングレードすることができる。教育機関および非営利団体向けに提供している無償アカウントは、今後も無償で提供を継続する(非営利団体向けの提供は現時点では米国のみ)。
【記事訂正 15:25】
記事初出時、有償版の価格を1アカウントあたり月額500円としていましたが、正しくは1アカウントあたり月額600円、年額6000円となります。お詫びして訂正します。