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日本国民のインターネット利用時間は1日あたり39分、5年で約1.5倍に

 総務省の調べで、日本国民のインターネット利用時間が2011年(平成23年)は1日あたり39分であることがわかった。同省が全国の約4000世帯・1万人を対象に実施し、21日に公表した「平成23年社会生活基本調査」の結果から判明した。

男女別および曜日別のインターネット利用総平均時間(発表資料より)

 この調査は、行政政策の基礎資料として、総務省が5年に1度実施しているもの。国民生活全般の把握を目的としているため、就労形態や朝食を食べたかどうかなども調査対象になっている。なお、今回発表されたデータは、調査票に記入された内容を、集計の段階で各分類に対応させるアフターコード式のため、生活実態をより詳細に数値化できるという。

 調査によると、10歳以上のインターネット利用時間は1日あたり39分だった。これは、インターネットを使ったことがない人も含む総平均値で、前回の2006年(平成18年)調査の25分と比較して約1.5倍になっている。なお、男女別では男性が51分、女性は27分だった。

 インターネットを利用した人の割合は24.4%。前回調査の17.6%と比較して6.8%増加した。平日の利用率が高くなる一方で、利用時間の増加ペース(前回調査比)は平日よりも土・日曜日が高かった。

 また、年齢世代別のインターネット利用時間は25~34歳代が最も長く、総平均で1週間あたり1時間17分、行動者平均時間では同3時間13分だった。総平均時間はその他の年代でも増加傾向にあり、利用率(行動者率)は45~54歳代で前回比11.3%増と特に上昇した。

(森田 秀一)