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大みそか夜のツイート、「ももクロ」「金爆」の後が盛り上がり

 NECビッグローブ株式会社(BIGLOBE)が提供するTwitterユーザー向け情報サイト「ついっぷるトレンド」は11日、同社計測による2012年12月の国内Twitter利用動向をとりまとめた。

 12月(2012年12月1日4時~2013年1月1日4時)の国内総ツイート数は15億6907万件で、前月比で112%へと増加した。12月31日には「NHK紅白歌合戦」「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」など同日放送のテレビ番組に関するツイートが多数投稿されたほか、年越し直前に投稿が集中したという。

 12月31日の1日あたりの国内総ツイート数は7023万件で、BIGLOBEの調査で過去最多となった。人気テレビ番組が始まる夕方から増加し、18時30分~23時59分のツイート数が、通常の休日(12月8日)の1.75倍に達したとしている。

 この時間帯で最も盛り上がったのは、紅白歌合戦における「ももいろクローバーZ(ももクロ)」のパフォーマンス終了後の21時10分ごろ、次いで「ゴールデンボンバー(金爆)」の後の19時45分ごろだったという。

12月31日と12月8日のツイート数比較(BIGLOBEの発表資料より)

 紅白歌合戦放送中における出場アーティストの名前を含むツイート数の集計ランキングでも、ももいろクローバーZが38万8500件で1位、ゴールデンボンバーが21万2500件で2位となり、AKB48の13万1650件を上回った。

 Twitterの主なユーザー層である若者に人気のアーティストがランキングに名を連ねる中で、9位の「石川さゆり」が唯一、演歌歌手でベスト10入りした。「アルバムジャケットも作成した人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の作者、荒木飛呂彦氏のイラストを背景映像として歌ったことが話題になった」という。

 なお、1文字のワードは集計対象外のため、このランキングでは「嵐」は考慮されていない。

 また、新年を迎えた1月1日0時0分から0時5分までは、5分あたりの国内総ツイート数が過去最多になったという。

 米Twitterが1月2日に発表したデータでも、日本を含むタイムゾーンが新年を迎えた時刻に、「あけおめ」ツイートによりツイート数が爆発的に増加していたことが示されている。その数は秒間3万3388件に達し、それまでの記録だった2011年12月9日の「バルス」の時の秒間2万5088件を塗り替えた。

(永沢 茂)