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ヤフーやTwitterなど4社、「第2回ソーシャル防災訓練」を渋谷で2月6日開催

 ヤフー株式会社、Twitter Japan株式会社、株式会社J-WAVE、森ビル株式会社の4社は、災害時にソーシャルメディアを効果的に正しく利用してもらうためのイベント「第2回ソーシャル防災訓練」を、渋谷区が東京都と協力して2月6日に行う「渋谷駅周辺帰宅困難者対策訓練」内で実施すると発表した。

 訓練では、首都直下型地震が発生したと想定し、ヤフーが提供する「防災速報」や、Twitterなどソーシャルメディアを活用して、途中のいくつかのアクシデントをくぐり抜けながら指定の場所まで避難する。

 2012年9月に約100人が参加して実施した第1回のソーシャル防災訓練に続く今回の訓練では、渋谷区や東京都などと協力することで、より実際の災害時に近い状況での訓練を実施する。前回の訓練では「ソーシャルメディアによる避難情報は、多くの情報に埋もれて見つけにくい場合がある」という課題があったことを受け、情報源を増やすためヤフーでは「防災速報アプリ」を使用し「避難情報」を実験的に配信。Twitter Japanでは、ライフラインアカウントとして認証している東京都や渋谷区のTwitterアカウントのフォローを推進していく。

 また、インターネット上(被災していない想定)から避難訓練参加者(被災している想定)を支援する支援訓練プログラムも実施。インターネット上からできる支援を自らで考え、ツイート(応募は不要)してもらう。さらに当日は、J-WAVEがミニFM局を設置し、大規模災害時、インターネットにつながりにくいといったケースを想定して、訓練に関する情報をラジオで提供する。

 防災訓練の実施場所は渋谷駅周辺エリアで、実施日時は2月6日午前9時~12時。参加者はサイト上で募集する。Twitterのアカウントを開設していて、当日Twitterや防災速報アプリにアクセスしながらイベントに参加できることが参加条件となっている。

(三柳 英樹)