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「Google Chrome 25」公開、音声入力を可能にするWeb Speech APIに対応

 Googleは21日、ウェブブラウザー「Google Chrome」の最新安定版となるバージョン25を公開した。Windows版、Mac版、Linux版がGoogleのサイトからダウンロードできる。既存ユーザーに対しては自動的にアップデートが適用される。

 Google Chrome 25では、音声入力を可能にする「Web Speech API」に対応。日本語を含む多数の言語に対応し、音声による文章の入力やアプリの操作などがウェブアプリケーション上で可能になる。

 Windows版では、拡張機能をサイレントインストールできる機能に制限が設けられ、Chrome Web Storeから正規にインストールされた拡張機能以外では、アップデート時に通知画面が表示されるようになった。

 このほか、HTML5で日時を入力するためのサポートの改善、WebGLのエラー処理の改善、開発者向けの機能追加などを行っている。

 セキュリティ関連では、計22件の脆弱性を修正。うち9件の脆弱性については、危険度が4段階で2番目に高い“High”とされている。

(三柳 英樹)