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NEC、スマホから起動できるLTEルーター「AtermMRO2LN」

 NECとNECアクセステクニカは、NTTドコモのLTE/3Gネットワークに対応したモバイルWi-Fiルーター「AtermMRO2LN」を発表した。

 MVNOサービスの、「BIGLOBE LTE・3G」(NECビッグローブ)、「@nifty do LTE」(ニフティ)、「hi-ho LTE typeD」(ハイホー)に対応するLTEモバイルルーターとして、6月1日より提供される。このうちビッグローブのサービスでは、「AtermMRO2LN」を2万3800円で販売することが明らかにされている。

 「AtermMRO2LN」は、ドコモのLTEサービス「Xi」と3Gサービス「FOMA」のエリアで通信できるモバイルWi-Fiルーター。LTEエリアでは下り最大100Mbps(一部エリア)で通信できる。またWi-Fi機器との通信では、2×2 MIMOで最大300Mbpsの通信をサポートする。

 大きな特徴として、休止状態でもスマートフォンから起動できる機能「リモート起動」が挙げられる。これはスマートフォンアプリ(Android/iOS対応)から操作するもので、リモート起動が可能な休止状態の待受時間は最大約200時間。利用しない場合は休止状態することで長時間、利用できる。LTE対応ルーターとしては国内初搭載の機能とのこと。このほかモバイルルーターとして初めてIPv6に対応する。

 大きさは約96×67×16mm、重さは約120g。先代の「AtermMRO1LN」と比べ体積は約25%、重さは約20%削減された。一方で、連続通信時間はLTE/3Gともに最大8時間で、先代モデルと同等以上となった。ボディカラーはシルバーとブラックの2色で、有機ELディスプレイ周辺はフラットなブラックパネルを採用する。

(関口 聖)