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SNSを見て旅行したくなる人は87.1%、実際に行く人が最も多いのは60代以上

 フォートラベル株式会社は、旅行とSNSの関連性についてのユーザーアンケート調査を実施し、その結果を発表した。SNSが旅行への関心を高める効果がある一方、実際に旅行へ行くかは年代によって異なる傾向が浮かび上がったとしている。

 調査は、旅行情報サイト「フォートラベル」にて3月14日から20日まで実施された。回答したのは同サイトの会員で、有効回答数は1375件。

 「SNSを見て旅行や外出をしたくなるか」という設問に対しては、87.1%が「旅行・外出したくなる」と回答した。また、「見るだけで、行きたくはならない」が6.5%、「見ない、興味がない」は6.4%だった。

 「旅行に行きたくなる」と回答したユーザーには、「実際に旅行へ出かけるか」との追加質問を行い、年代別で分析を行った。「出かけることがある」の回答割合は、年代ごとに差があり、「20代」62.5%、「30代」70.7%、「40代」70.1%、「50代」67.2%、「60代以上」78.3%だった。

 この結果について、フォートラベルでは「SNSなどのウェブサービスはもはや若者だけのものではない。余暇も多くなる60代以上の世代が積極的にSNSを活用し、旅行を楽しんでいる姿が浮き彫りとなる結果」と分析している。

 一方、「旅行・外出中にSNSに投稿するか」という設問では、「その場で投稿する」が14.0%、「宿泊先や自宅に戻ってから投稿する」が57.7%、「投稿したい気持ちはあるが、実際にはしない」が16.7%、「したくない、興味がない」が11.6%だった。

 旅行中にスマートフォンを使ってどのようなことをするか複数回答で聞いたところ、最も多かったのが「写真撮影・記録」で69.1%。2位以下は「メールチェック」が64.0%、「現地情報の検索」が62.3%、「現地でのルート検索」が47.9%と続いた。

(森田 秀一)