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ヤフー、広告配信技術を使ってNPOと個人をつなぐ「Links for Good」開始

 Yahoo! JAPANを運営するヤフー株式会社は6月11日、Yahoo! JAPANの広告配信技術「YDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)」を採用した社会貢献活動の情報と個人をマッチングするサービス「Links for Good~クリックで、世界を変える~」の提供を開始した。

「Links for Good~クリックで、世界を変える~」ホームページ

 「Links for Good」ではサイト訪問者の興味・関心に合った広告を配信する技術「YDN」を利用して、NPOなどから提供されるボランティアやチャリティーイベント、募金などの社会貢献活動の情報を、パソコン版、スマートフォン版のYahoo! JAPAN各ページの専用枠に掲載する。

 「Links for Good」というプロジェクト名には、「Yahoo! JAPAN上のリンクを、少しずつ小さな課題解決につなげていき、積み重ねることで世界を良い方向へ変えていきたい。」という思いが込められているという。

 「Links for Good」の社会貢献活動の情報は、Yahoo! JAPANの総PVの1%にあたる約5億PV/月を目安に掲載を開始。マッチング精度を高めながら順次拡大し、継続的に活動していく。

 「Links for Good」スタート時点では、NPOを支援する中間支援組織5団体からの情報と、「Yahoo!ボランティア」、「Yahoo!インターネット募金」、チャリティーオークションなどに参加している団体の情報、合計約200団体の社会貢献活動を掲載。

 スタート時に参加する中間支援組織は、オーマ株式会社(READYFOR?)、特定非営利活動法人CANPANセンター(CANPAN)、一般財団法人ジャスト・ギビング・ジャパン(JustGiving Japan)、東京ボランティア・市民活動センター(ボラ市民ウェブ)、一般社団法人リバースプロジェクト(GENKIDAMA PROJECT)の5団体。

 掲載する情報は順次、その他の団体の活動や他企業のCSR活動へも拡大するという。参加団体や企業の追加募集は秋頃を予定している。

(工藤 ひろえ)