警視庁とセコム、サイバー犯罪対策で官民連携

　警視庁とセコム子会社のセコムトラストシステムズ株式会社は24日、サイバー犯罪を官民共同で防止するための協定を締結した。

　セコムは自社の顧客にサイバー犯罪被害を認知した際、顧客の承諾を得たものに限り、警視庁に通報して捜査に協力する。警視庁は、セコムにサイバー犯罪の再発防止処置で必要な助言や援助を行うなど、相互協力していく。

　警視庁では、サイバー犯罪の被害企業に対して、24時間365日体制で緊急対処するセコムの技術力や対応力、経験を評価。今回の共同対策が、高度化・複雑化するサイバー犯罪の撲滅に有効だと判断したことで協定の締結に至った。