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日本にベストの著作権は? TPP交渉のあり方を問う緊急シンポ、29日開催

 クリエイティブ・コモンズ・ジャパン、thinkC(著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム)、MIAU(一般社団法人インターネットユーザー協会)が設立した「TPPの知的財産権と協議の透明化を考えるフォーラム」(thinkTPPIP)が6月29日19時から、「日本はTPPをどう交渉すべきか」をテーマに緊急シンポジウムを開催する。

 7月から始まるTPP交渉で米国から要求されることが予想される、著作権の保護期間の大幅延長や、被害者の告訴なく著作権・商標権侵害を起訴・処罰できるようにする「非親告罪化」などが、日本の文化を豊かにするのかといったことについて議論する。当日の様子は、ニコニコ生放送「ネットの羅針盤」にて公式番組中継される。

 登壇者は赤松健氏(漫画家)、太下義之氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング主席研究員)、富田倫生氏(青空文庫呼びかけ人)、野口祐子氏(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン常務理事)、八田真行氏(駿河台大学経済経営学部専任講師)、福井健策氏(弁護士)。司会は津田大介氏(メディアアクティビスト)が務める。

(増田 覚)