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クラウド型会計サービス「freee」、2億7000万円の資金調達

 銀行やクレジットカードのウェブ口座と同期し、会計帳簿を自動的に作成するクラウド型会計サービス「freee(フリー)」を運営するCFO株式会社は24日、総額2億7000万円の第三者割当増資を実施したと発表した。同時に、商号をfreee株式会社に変更した。

 増資の引受先は、IT経営者向け招待制カンファレンス「Infinity Ventures Summit」を運営するインフィニティ・ベンチャーズLLPとシリコンバレーの大手ベンチャーキャピタル、DCMが運営するファンド。

 旧CFOは、元グーグルの佐々木大輔氏が2012年7月に設立した企業。「経理専任者がいない中小企業や個人事業主が、より創造的な活動に注力できる環境を作りたかった」という理由でfreeeを開発し、2013年3月にサービスを開始した。

 これまでに、6500以上の事業者がfreeeに登録。7月11日には、有料プランへの移行機能を追加した。今回の資金調達では開発チームを増員し、銀行やクレジットカードの対応拡大、ECサイトやPOSデータとの連携などを行なっていく。

(増田 覚)